フライトルポ

東京/羽田→旭川 1105便


5月3日から5日まで旅行のため約1年ぶりに飛行機に乗りました。行き先は旭川空港。久しぶりの搭乗でしたがとてもいいフライトでした。


JAL1105便搭乗日 2004/5/3
機種 A300B4-622R
機体番号 JA8377
今回座った座席番号 37A
搭乗口/スポット番号 87/42
離陸/着陸滑走路 RW34R/RW16
備考 今回搭乗したこのJA8377はついこの間
まで松井塗装をされていた機体です。
この羽田旭川線は旧JAS線のためこのときは
コールサインが「ジェイバード」でした。

 朝7時ごろ、10時35分の便に乗るため家を出ました。少し早めですが、できる限り早く行って羽田の展望デッキから発つ前に写真でも撮ろうと思っていました。いつも行ってる空港なのでいつものように羽田へと向かいました。

出発ロビー
羽田の出発ロビーの風景

 羽田空港に着き、早速搭乗手続きを済ませようと、いつものように自動チェックイン機に向かいました。しかし手続きをしているとアナウンスがあり、自分が乗るJAL旭川行きの1105便は機材の到着が遅れるため定刻を15分過ぎた10時50分出発になるとのことでした。

出発ロビー
出発便電光掲示板。1105便の遅れが表示されている

 2時間近く時間が余ってたので写真でも撮ろうと展望デッキに向かいました。しかし、外は雨が降っていて写真が撮れる状態ではありませんでした。そこで撮影はあきらめて保安検査を受けて搭乗口に入りました。搭乗ゲートは87番。そこはバスでの案内専用ゲートです。(普通の人はバスは嫌だという人が多いですが、僕にとっては空港の中を見れるのでうれしいのです^^;)
 そして搭乗口のいすに座って朝食を食べてなかったのでサンドイッチを買って食べたりして時間をつぶしました。僕は空港で待つのは好きなのでいくら時間があっても大丈夫なのです。僕が乗る旭川行きより遅い定刻の便が次々と発っていきます。

搭乗口にて
87番搭乗口の電光掲示板。1105便の遅れが表示されている

 10時35分、やっとバスでの機内への搭乗案内が始まりました。僕は1番目のバスにのりました。ドアが閉まり、空港内の道路を走って沖止めのA300まで向かいました。広い空港内の移動には5分ほどかかります。途中にはタキシングしている航空機が目の前を通っていきます。普段では見れない目線からの空港はとてもいい眺めです。
 やっと自分たちが搭乗するだろうと思われるA300が見えてきました。どうやらスポットは42番スポットのようです。10時50分、バスを降りて機内へと入りました。
 シート番号は37A。機体の左後ろです。結構後ろなので羽は見えますがエンジンは見えませんでした(本当はもう少し前がよかったのですが、そこに限って席が予約されてました。) 席に座ります。当然エコノミークラスの配置ですがそこまで狭くないです。窓から外を見てみると左には今はなきJASの塗装のMD-90が駐機されていました。
 10時57分、毎度のドアモード変更のアナウンスが流れました。これが流れるともう出発です。

機内から
機内から見た風景。天候は曇り。視界が悪いです

 11時01分、プッシュバックが始まりました。エンジンをかけていよいよ出発です。離陸滑走路は34R。滑走路の前では何機か旅客機が離陸の順番を待っています。自分が乗っている1105便もその列に並びます。

滑走路へ進入
RWY34R入り口。前の飛び立った旅客機が見える。そしてRWY34Rに進入

 11時15分、滑走路に進入し、「ゴーッ」という音とともに加速していきます。そして数秒後リフトオフ!そして天候が悪くて視界が悪いためすぐに空港はもちろん周りが白く、まったく見えなくなりました。離陸直後、RW34R使用時の羽田空港独特の右旋回をしました。すぐそばに東京都心があるためそれを避けるように飛ぶのです。
 どんどん高度を上げていきます。そして数分後雲の上に出ました。それは真っ青。とてもきれいです。そしてさらにどんどん高度を上げていきました。
 そしてフラップをあげて、11時21分、ベルト着用サインが消えました。

雲の上
機内から雲の上の風景。青空がとてもきれいでした。

 そして巡航に入り、飲み物のサービスが始まります。仙台上空、三沢上空をとおり、旭川空港へと向かいます。
 しばらくすると、機長さんからのアナウンスがありました。機長さんの名前は桶谷さんとのことでした。速度は900km/h、高度は約1万メートルを飛行しているとのことでした。
(ここで巡航中に撮影した写真を載せたいと思います。)

毎度おなじみの安全のしおり。
福島県上空できれいな山が見えました。
山頂に大きな湖があるので磐梯山だと思われます
機内の風景。GW中盤ということもあって、機内はがらがらでした

 巡航中、ほとんど揺れる事もなく順調に飛行しました。飛行中、この日の東日本は天気が悪かったので下はほとんど雲で覆われていました。しかし福島、仙台の一部は晴れていて、磐梯山が見えました。11時54分に三沢上空を通過したあと、北海道に入りました。旭川空港まではもうすぐです。

 12時11分、ベルト着用サインが点灯しました。高度も結構下がっていてもうすぐ雲の中に入ろうとしているところです。12時17分、スポイラーが作動し、それと同時に雲の中へ入りました。雲はずいぶん厚く、なかなか下の景色が見えませんでした。
 やっとのこと雲の下に出ると北海道の町が見えてきました。

雲を抜けると北海道の山や町が見えました。

 フラップはすでに下がり、ギアも下げました。着陸までもうすぐです。何回か旋回して、滑走路へと進入していきます。小さかった車や町がだんだん大きくなっていきます。

 そして見る見る下がっていき滑走路の端に入りました。滑走路の手前では出発便のエアドゥーの767が待機していて、その前を通り過ぎ、そして12時35分、「がたん」という音とともにきれいに接地しました。そのとたんスポイラー全開、逆噴射をして「ゴーーッ」という音とともに一気に速度を落としました。
 そして滑走路を500mくらい残して誘導路に入りました。

タッチダウン直前、機内の窓から離陸を待機していたADOが
見えたのですかさず撮影しました
タッチダウンとともにスポイラー全開、
逆噴射で一気にスピードを下げます

 そして12時40分、定刻を30分過ぎて到着しました。旭川空港の天候は曇り、少し寒かったです。しかし羽田よりぜんぜん空が明るく、旭川空港でも写真をとることができました。

定刻を少々遅れたフライトでしたが、とてもいいフライトでした。

(終わり)
※離着陸時での電気製品の使用は禁止されているので離着陸時の写真はフィルムカメラで撮影しております


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