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フライト日：	２００３年　６月２１日	巡航高度：	７，０００フィート
出発空港：	岡山空港	ルート：	RJOB～OKC～SANDA～OWE～SKE～RJOY
着陸空港：	八尾空港	着陸方式	VOR-DME C

	八尾に帰るわけですが、エプロンに出てみると全日空のボーイング７７７が到着しているところでした。地上職員がボーディングゲートの位置に駐機する指示をしているところです。
	岡山空港のCABです。フライトプランを提出しましょう。天候が何やらガスっぽく視程が西から悪くなりはじめています。帰りは計器飛行のプランを提出します。巡航高度は７，０００フィート（約２，３００メートル）にしておきましょう。
	やはり曇り始めましたね。風は緩やかなんですが・・・
	岡山空港のスポット１１番に駐機していました。さて、ドアをクローズしましょう。
	Rwy07に向けてタキシングの開始です。計器飛行の管制承認もでました。「Juliet-alfa 4044 is cleared to Yao Airport via Okayama-2 departure then flight planned route. Maintain 7,000. Maintain 5,000 until further advice. Squawk 3313, departure frequency will be 121.2.」
	Rwy07のタキシーウェイT-2までやってきました。滑走路の手前で一旦停止します。離陸前の最終チェックを完了してから管制塔には離陸許可をもらいましょう。
	さて、離陸許可がでました。Rwy07にゆっくりと入ります。進入側から飛行機が降りてこないことを、念のために目視で確認を行います。「Juliet-alfa 4044. Wind 080 at 6. Cleared for takeoff, runway 07.」
	フルパワー！７５ノットで操縦桿を引き上げましょう。
	岡山空港のターミナルビルと管制塔が見えています。
	でも飛行機は他にいませんね・・・
	ん～～やはり視程は悪いですよね。離陸直後に見えたゴルフ場。
	高度もそろそろ４，０００フィートに近づきました。岡山２デパーチャーとは岡山のVORTAC上空を通過するのですが、近道をするためにレーダーベクターで途中のポイントへ直行しましょう。「Takamatsu departure, juliet-alfa 4044 is requesting radar vector to intercept victor 28.」
	巡航高度の７，０００フィートですが、ますます窓の外は真っ白というかねずみ色というか・・・巡航高度を９，０００フィートに変更するリクエストをしてもよいのですが、今日の天気では２，０００フィート上昇したからといって変わらないでしょう。しかも、岡山から八尾の短い距離では、かりに９，０００フィートへ巡航高度を変更してもすぐに降りてこないといけないですしね。まあ、気流は安定していますから、あえて巡航高度を変更せずに予定の高度を維持していきましょう。
	右横を見ても・・・何も見えず。
	さてさて、V28という航空路を東に向かって飛んでいるわけですが、HYOGOポイント手前あたりで近道のレーダー誘導をお願いすることにしましょう。ちょうど関西の進入管制の周波数がバトンタッチされるので、バトンタッチ後に担当管制管に要請することにしましょう。
	信太VORへのショートカットが許可されて、高度も７，０００フィートから進入開始高度の４，０００フィートまで降下を開始しています。ちょうど大阪の南港からちょっと南に行ったあたりにさしかかっています。大阪湾には多くの埋め立て地がありますでしょ。
	さて、信太VOR上空です。八尾空港への計器進入を開始します。ゆっくりと左旋回をして、信太から５５度の方位で飛んでいきます。「Kansai approach, juliet-alfa 4044 is now over Shinoda. Leaving high station for Charlie approach, Yao.」「Roger, juliet-alfa 4044, contact Yao Tower, 124.35. Good'ay.」
	左の翼の先あたりに信太のVORがあるはずです。さすがに４，０００フィートでこのスピードだと見つけるのは無理でしょうね。
	八尾空港へ５５度の方位で進入を開始しました。高度もじょじょに下げ始めます。泉北ニュータウンあたりでしょうか。
	八尾空港のRwy27のレフトダウンウィンドに入ります。ゆっくりと右旋回を。分かります？写真で翼端の上の方に白い棒のようなものがあるのが。PLの塔なんですけど。
	レフトダウンウィンド。正面には生駒山が。ちょうど写真の右下に藤井寺球場がちょっと見えていますが。ここでギヤを下ろしましょう。この機体は速度が１３０ノット以下にならないとギヤを下ろす事ができません。
	左旋回でレフトベース。大和川と目印になる「橋」が分かりますね。
	「Yao Tower, 4044 is now left base for runway 27.」この山は？そう、生駒ですよね。
	「Juliet-alfa 4044 is cleared to land runway 27. Expect taxiway A-3 or A-4 due to separation.」１機、離陸するヘリコプターがスタンバイしている模様です。普段よりもロングタッチの可能性が管制塔から言われてきました。
	ちょっとスピードは速いですが、まあ大丈夫。ギヤが降りていることを最終チェック。「Landing gear, three green.」
	無事着陸しました。
	タキシーウェイA-3で右折しましょう。サウスエプロンの駐機場に戻ります。「Yao Ground, 4044 at alfa 3. Request taxi to South Apron.」
	岡山と違って、まだ八尾は青空のようです。でもこれから天気は下り坂ですからね。
	今日もお疲れ様でした。