FOR FLIGHT SIMULATOR USE ONLY. NOT FOR USE
IN REAL AVIATION. Level-D Simulations 767-300...........Page
47
FIRE DETECTION and PROTECTION
<<TOPページ | <Level-D 767 メニュー | <マニュアル目次 | <前のページ | >次のページへ |
火災検知と消火
火災検知と消火が行われるのは、両方のエンジン、APUそして荷物室です。
車輪格納室は火災検知のみが可能です。
主警報と火災ベルはこれらのシステムに火災が検知されたときに作動します。
消火用のコントロールはペデスタルにあります。
エンジン火災とオーバーヒート
エンジンの火災とオーバーヒートは常に監視されています。
それぞれのエンジンの2つのループシステムが火災検知に用いられます。
ループシステムに故障が発見されると、EICAS上にSTATUSメッセージが表示されます。
オーバーヒートが検知されると、ENG OVHT警告が出されます。
ループシステムによって火災が検知されると以下のアクションが生じます。
グレアシールド上のMASTER WARNINGボタン押すと火災ベルは停止します。
他の火災警報を停止する唯一の方法は火災を鎮火させることです。
どちらのエンジンにも火災を阻止する消火ハンドルがあります。
消火ハンドルは当該エンジンに火災が検知されると赤で点灯します。
それぞれのエンジンの消火のため、2つの消火ボトルが装備されています。
消火ハンドルによってこの消火ボトルを制御できます。
エンジン消火ハンドルを引くと次のことが起こります。
消火ボトルをエンジンに噴出させるには、消火ハンドルを左か右に回します。
30秒たっても鎮火しないときは、消火ハンドルを逆方向に回して残りの消火ボトルを噴出させます。
消火完了の唯一の表示は火災警告が停止することです。(つまり、消火ハンドルの点灯が消えることです)
APU火災
APUの火災発生は常にモニターされています。
APU部に火災発生が検知されると次の現象が発生します。
APUには専用の消火ボトルがあります。
APU消火ハンドルを引くと消火ボトルが噴出体制に入ります。
消火ハンドルをどちらかに回すとAPU消火ボトルが噴出します。
APU火災の鎮火を知らせる唯一の表示は、火災警報が停止することです。(つまり、APU消火ハンドルの点灯が消えることです)
車輪格納室火災
車輪格納室の火災は常にモニターされています。
火災が検知されると以下の事象が生じます。
車輪格納室の火災に対する消火装置は装備されていません。
これに対応できる唯一の方法は、車輪をおろして最も近い空港に着陸することだけです。
荷物室火災
前後の荷物室の火災はモニターされています。
荷物室のいずれかに火災が検知されると次の事象が生じます。
荷物室には3つの消火ボトルが装備されています。
これらのボトルの噴出は噴出が起動すると自動的に作動します。
荷物室火災の消火は、荷物室火災パネル上で点灯しているARMボタンを押し、BTL
DICSCHスイッチを押し、さらに押し続けます。
この動作により、荷物室への消火ボトルの自動噴出が開始されます。
エンジン火災消火コントロール
1- Engine Fire Handle:
エンジン火災ハンドル : 火災が検知されると赤色で点灯します。
ハンドルを引き出すには、ハンドルの中央を押します。
1番の消火ボトルを噴出させるにはマイナス記号の範囲を押します。
2番の消火ボトルを噴出させるにはプラスの範囲を押します。
2- ENG OVHT Light:
エンジンオーバーヒートライト : エンジンがオーバーヒートすると点灯します。
3- ENG BTL DISCH Light:
エンジン消火ボトル噴出ライト : それぞれのエンジン消火ボトルの噴出時に点灯します。
APU火災コントロール
1- APU Fire Handle:
APU火災ハンドル : 火災が検知されると赤色で点灯します。
ハンドルを引き出すには、ハンドルの中央を押します。
消火ボトルを噴出するには、火災ハンドル上のプラスまたはマイナス記号のどちらかを押します。
2- APU BTL DISCH Light:
APU消火ボトル噴出ライト : APU消火ボトルの噴出時に点灯します。
荷物室消火コントロール
1- Cargo Compartment Arming Switch:
荷物室アーミングスイッチ : 前方、後方荷物室の火災を、FWDまたはAFTの点灯でもって表示します。
消火ボトルの噴出にはARMボタンを押します。
2- Fire Bottle Discharge Switch:
消火ボトル充填スイッチ : ARMとなっている荷物室の消火ボトルを充填するには、このスイッチを押し続けます。
充填作業が機能するためには、少なくてもひとつの荷物室のアーミングスイッチがARMになっていなければなりません。
消火システムテストボタン
1- Wheel Well Fire Test Button:
車輪格納室テストボタン : 車輪格納室の火災検知システムをテストするにはこのボタンを押し続けます。
システムが正常であれば次のような状況になります。
2- Engine/APU/Cargo Fire Test Switch:
エンジン、APU、荷物室の火災テストスイッチ : これらの火災検知システムをテストするにはこのスイッチを押し続けます。
システムが正常であれば次のようになります。
<<TOPページ | <Level-D 767 メニュー | <マニュアル目次 | <前のページ | >次のページへ |