FS98 Converter README(AAFCONV98.TXT)


Microsoft(r) Converter for Flight Shop Aircraft and Adventures ReadMe Flight Simulator 98(tm) Version 1997年9月 (c) Copyright 1997 Microsoft Corporation. この文書にはFlight Shopで作成した機体やアドベンチャー用のコンバーター についての重要な情報が記述されています。 MicrosoftのFlight Simulatorに関する最新の情報はFlight Simulatorのウェブ サイトで提供されますので是非こちらからも情報を入手して下さい。 このウェブサイトでは最新の情報やよくある質問に対する回答やコラムがあります。 Flight SimulatorのHELPメニューのウェブサイトをダブルクリックするか、以下の URLを使用してアクセスして下さい。 http://www.microsoft.com/games/fsim 目次 フライトショップコンバータのインストール方法 機体やアドベンチャーのコンバージョン方法 コンバータの使用上の注意点 機体操作パネルのレイヤ 良くある質問と回答 アドベンチャー作者へのご注意 コンバータの導入により追加された修正点 フライトショップコンバータのインストール方法 フライトショップコンバータはBAO社のフライトショプで作成された機体 やアドベンチャーをFS98で使用できる形に変換します。 重要事項 フライトショップコンバータはMicrosoft社の製品サポートの対象には なりません。このファイルをダブルクリックするとファイル内容を解凍し、 インストレーションユーティリティが起動します。 コンバータのインストール コンバータをダウンロードされた後、FSCONV98.EXEをダブルクリックして 下さい。FSCONV98.EXEは自己解凍ファイルとなっています。 このファイルをダブルクリックするとファイル内容を解凍し、インストレー ションユーティリティが起動します。 コンバータのインストールにより、Microsoft GameグループにFlight Shop Converterという新しいショートカットが作成されます。 コンバータのファイルが導入される場所は最初にFS98が導入された場所です。 もし、FS98を導入した後、正しくアンインストールせずに、フォールダーの 名前を変更したり、場所を移されていた場合はコンバータは正しい場所にイ ンストールされません。 コンバータのインストールと同時にFS98で今までに分かっている問題を修正 するファイルも自動的に導入されます。どのようなファイルがどの問題点を 修正する為に導入されるかは、別項に記載されています。 機体やアドベンチャーのコンバージョン方法 機体やアドベンチャーをコンバージョンするのは簡単な一度だけの手順です。 変換した機体やアドベンチャーはFS98のAircraftメニューやFlightメニュー から選んで下さい。 コンバータを起動するには、Microsoft Gamesグループのショートカットをダ ブルクリックして下さい。これ以上の説明はコンバータに添付されたオンライ ンヘルプを参照して下さい。 FSCONV.EXEをダウンロードした同じサービスでAAFWAV.ZIPをダウンロードする ことができます。このファイルにはBAO社のフライトショップに添付のWAVファ イルを置き換えるWAVファイルが入っています。もし、フライトショップで作成 したアドベンチャーの航空管制の音声が聞きづらい場合にはこのWAVファイルで 置き換えて下さい。 交換用のWAVファイルを交換するには、PKZIP,WINZIP等の解凍ツールが必要です。 (PKZIP,WINZIPは各々の制作会社の登録商標です。) コンバータの使用上の注意点 1. 変換された機体を使用する場合、機体操作パネルは機体のエンジンの状態を 一度に見ることのできる追加パネルをサポートします。このパネルの表示には Views->Instrument Panelメニューをたどるか、シフトキーとそのパネル表示に 割り当てられたキーの組み合わせを使用します。 例えば、セスナやリアジェットの操作パネルが使用されるの場合はShift-5で、 また、B-737の操作パネルの場合はShift-6を使用します。 2. マルチプレーヤーモードでもコンバータは他のプレーヤーの変換された機体 を表示させることができます。しかし、この表示の為、大量の情報のやりとり が必要になることから、LAN接続状態に限って使用されることをお勧めします。 モデム接続で変換した機体を表示させた場合、FS98の動作不良や回線ダウンが 発生することがあります。 モデム接続のマルチプレーヤーモードで他のプレーヤーの変換された機体を表 示させる為には、事前に他のプレーヤーが使用する機体ファイルを入手しておく 必要があります。(機体ファイルの入手や交換は製作者の著作権を侵害しない ようにして下さい。) LAN接続で機体表示を可能とする場合はFLTSIM98.CFGの以下の部分を修正して 下さい。 a) まず、次の行を見つける。 ALLOW_PLANE_MODEL_SEND=0 ALLOW_PLANE_MODEL_RECEIVE=0 ALLOW_TEXTURE_SEND=0 ALLOW_EXTURE_RECEIVE=0 b) 上記の"0"と指定されている部分を"1"に変更する。 c) "ALLOW_EXTURE_RECEIVE" を "ALLOW_TEXTURE_RECEIVE"に変更する。 3. FS98でジョイスティックを使用する際や、ジョイスティックの調整 がうまくできない場合は、次の記述をFLTSIM98.CFGに追加することを お勧めします。 [SOUND] Channels=1 SamplesPerSec=11025 この修正により、サウンド音質が11KHzモノラルになる他、デフォルト 設定に比べサウンド再生に関係するDMA(Direct Memory Access)が四分 の一程度に減少します。殆どのケースでこれにより、ジョイスティック の動作不良が解消します。 もし、ジョイスティックの軸制御がノーマルに動作するものの、その他 の、例えばラダーペダルがうまく動かない場合は、Custom Controlsダイ アログボックスを使ってその他の軸制御の設定を行って下さい。 機体操作パネルのレイヤ 操作パネルが他の操作パネルの後ろに隠れてしまうという現象があります。 特に、パネルサイズを変えたり、他のパネルがある部分に移動した場合に 発生します。例えば、ミニコントロールのウインドウのサイズを変更し無 線関係のパネルの場所に移動したような場合、航法関係の表示が隠れてし まうことになります。 このパネル表示のルールは、低いナンバーのパネル(パネルのSHIFT+Nを参 照して下さい。)は高いナンバーのパネルより、優先度が低いとみなされ るというものです。言い換えれば、PANEL 2は常にPANEL 3に隠されること になります。 良くある質問と回答 Q: 機体やアドベンチャーで以前にFSFW95に変換したものをFS98で使う為 に再度変換する必要はありますか。 A: FS98用のフライトショップコンバータは元々のフライトショップのフ ォーマットもFSFW95用に変換されたフォーマットであってもFS98用に変換 することができます。このどちらの場合も、FS98で使用するには、FS98用 に変換することが必要です。 一方、FSFW95用に変換されたアドベンチャーはFS98用に再度変換する必要 はありません。しかし、元々のアドベンチャーからFS98用に変換した方が 良い結果が得られると思われます。 Q: "File is not in Flight Shop Format.Conversion halted"?というメ ッセージがでるのはどうしてですか。 A: FS98用のフライトショップコンバータはフライトショップの元々のフ ォーマットだけからの変換をサポートしています。 しかし、サードパーティから発表されている多くの機体は、フライトショ ップがサポートしていなかった特別な着陸灯や可動部品等の機能を追加し ています。これらの機体はFS98用に変換することができません。 Q: 変換したアドベンチャーを動かすと"Adventure is corrupted"のメッ セージがでるのはどうしてですか。 A: アドベンチャーの中にはFS98では利用できなくなった"ADF_RADIAL"と いう変数をアクセスしようとするものがあります。アドベンチャーがこの 変数にアクセスしようとすると、この上記のメッセージがでます。 アドベンチャーの作者にバージョンアップ依頼を行って下さい。 アドベンチャー作者へのご注意 * RESET_ADVENTUREコマンドは全てのユーザー定義APL変数をOに再初期化 するようになりました。 * ADF_RADIAL変数は使用できません。使用しないで下さい。 コンバータの導入により追加された修正点 コンバータのインストールにより導入された修正ファイルはそのバージョ ンナンバーにより確認できます。バージョンナンバーはファイル名を右ク リックし、Versionタブを選びバージョンナンバーを見てください。 コンバータ導入により修正されたファイルのバージョンナンバーは 6.10.440となっています。例外はFLTSIM98.EXEで6.10.419のバージョンナ ンバーととなっています。 修正されたファイル: [In root folder] FLTSIM98.EXE [In modules folder] ADVDRV.DLL CONTROLS.DLL FE.DLL G3D.DLL HG2D.DLL MAIN.DLL MULTIPLAYER.DLL PANELS.DLL SOUND.DLL WINMSG.DLL [In gauges folder] 737-400.Fuel-Quantity.gau 737-400.Controls.gau 737-400.Engine-Start.gau Bendix_King_Radio.AP.gau Bendix_King.ADF.Slaved.gau Cessna_182.EGT_CHT.gau Cessna_182.Oil.gau Cessna_182.RPM.gau Cessna_182.Manifold_Pressure_Fuel_Flow.gau Cessna_182_RG.Oil.gau Cessna_182_RG.Controls.gau Lear_45.EICAS.gau Lear_45.PFD.gau Lear_45.Thrust_Levers.gau [In adv folder] B3EXECC.ADV B3HKGIGS.ADV B3RED_I .ADV B3TYOFRY.ADV CFBFICLM.ADV CRMVIN.ADV LJCPERKS.ADV LJEXECC.ADV LJMEDEM.ADV LJSLOTS.ADV [In lessons folder] b3dintro.LES LJDintro.LES 修正点: * マルチプレーヤーモードでホストが他の参加者を排除できるよ うにした。 * マルチプレーヤーモードで拡張文字を適切に表示できるように した。 * マルチプレーヤーモードでフライトショップコンバータが変換 した機体を表示可能とした。 * Bell 206 JetRanger IIIヘリコプターのサブADFゲージの表示が 正しく表示されるようにした。 * セスナ182RGのコントロールポジション表示が他の機体と同じ形 で表示されるようにした。 * ILSの受信ボリュームを遠距離下方からでも信号をロストすること なくグランドスロープをインターセプトできるよう調整した。 * VORの受信ボリュームの感度カーブをよりリアルになるよう調整。 この変更により、高々度での低高度用、着陸用VOR受信上の問題も 緩和された。 * セスナ182Sの自動操縦をパネルからONに操作した時、自動的に翼 安定装置がONにならないよう修正。 * アドベンチャーやレッスン中にFSをシャットダウンした時にでる GPF(一般保護違反)の発生を緩和した。 * FLTSIM98.CFGの生成と詳細チェックの修正を行った。この変更で NTシステムのNT361制御モジュールをサポートした。 * うねうねした丘の散らばりのような表示が発生しないようビジュ アルシステムを修正。 * 夜間モードでスタートした時にパネル表示が正常になるよう修正。 * アドベンチャーで特定の命令順序の時に発生していたバグを修正。 この問題は前のバージョンとオートパイロットのパラメータの連続 性を確保しようとして発生したもの。 * アドベンチャーシステムで以下のAPLC機能に関係したバグを修正。 SET_POSITION - の第三パラメータ (Altitude)が無視されていた。 WEATHER_CHAR - の第四パラメータ (Speed)が無視されていた。 VISIBILITY - 0から1の値が正しく反映されていなかった。 * ATISウィンドウで大きなフォントを使用した時のバグを修正。 * クラッシュ音に関係したサウンドシステムのバグを修正。 * 3DFXをベースにしたグラフィックボードを使用した時、Mouse As Yoke にしてもマウスカーソルが消えなかったバグを修正。 * 内部シナリーバッファーを256Kから512Kに増加した。これにより、ロ ンドンシナリーやその他サードパーティ製シナリーでの問題を修正。 * 燃料ゲージを100,000ガロン以上の燃料容量の機体に対応した。 100,000ガロン以下の機体では小数点以上2桁、小数点以下1桁の三桁表示 100,000ガロン以上の機体では小数点以上3桁の表示とした。 * 古典的な機体パネルでEGTゲージを使用する際、Aircraft Settingダイ アログボックスでMixtureコントロールがオンになっていることを確認 するようにした。 * 複数エンジンの機体でパネルからのエンジン制御がジョイスティックや キーボードによる制御に影響を与えないように修正。