FS2000 README(README.TXT)


2000年1月に日本語版が登場するまでの間、多くのFSファンが英語版を利用される
と思われる事から、英語版のREADMEを翻訳しました。READMEを読むのはおっくう
なものですが、読んで見ると有用なTIPSが多く含まれています。是非ご一読下さい。


Microsoft(r) Flight Simulator 2000 Readme (c) 1999 Microsoft Corporation.
セットアップについて フライトシミュレータを動かす コンフィギュレーション関連事項 マニュアルの誤記訂正 機体と計器パネル ビュー機能について 天候について アドベンチャーとレッスンについて フライトプランナーについて ニーボードについて サードパーティ製品の互換性について サードパーティ製のシナリーについて 平坦化スイッチの使用方法について 除外スイッチの使用方法について
セットアップについて ======================= −もし、既に、FS2000が導入されているPCにFS98を導入される場合は、FS98はFS2000とは別の ディレクトリーに導入して下さい。両バージョンを同じディレクトリーに導入すると、FS2000 が壊れる事があります。 −フライトシミュレータを導入する時、セットアッププログラムがDisc 2(プロフェッショナル版 の場合はDisc 3)を全く要求しない事があります。 ディスクの要求が出るかでないかは、インストールオプションで何を選んだかによります。 フライトシミュレータの実行中にこれらのディスクが必要な場合はディスクの挿入指示が 表示されます。 −FS2000でフライングレッスンを受けるつもりであれば、Typical installationを選ぶかCustom installationで "Install Adventures"を選択して下さい。インストール時にレッスンを導入せず、 後から導入しようとする場合はFS2000を一度アンインストールしてから再度インストールを 行って下さい。 フライトシミュレータを動かす ============================== −デフォルトのジョイスティックボタンの配置がFS98とは異なっています。添付説明書の 裏表紙またはHELPを利用してデフォルトのボタンの配置を確認して下さい。 −HELPの中から起動したか、オープニングスクリーンから起動したかに拘わらず、Videoを 再生した後で、それまでの飛行を続けるか、または新しい飛行を始める場合、Disc 2をCD ドライブに入れて下さい。Disc 2にはシナリー関係のファイルが入っています。 コンフィギュレーション関連事項 ================================ −画面表示上の問題が発生した場合は、まずビデオカード用のドライバーが最新のものに なっている事を確かめて下さい。最新のビデオドライバーはベンダーのWEBサイトから入手 できます。多くの場合、ビデオカードベンダーよりビデオチップベンダーのWEBサイトから 最新の「リファレンス」ドライバーが入手できます。 良く知られて例として www.3dfx.com や www.nvidia.com があります。 -Rendition V1000 video card ドライバーのバグにより General Protection Fault が起こる事があります。 -#9 FX Reality 334 1024X768の解像度でメインのウインドウが黒く変わる事があります。最新のドライバーでは この問題は解決されています。また、ドライバーを更新する替りに別の解像度を選ぶ事で解 決できます。 -ATI Rage 128 ATI Rage 128ビデオカードでドライバーのバージョンが4.11.1.2126の場合は、FS2000を使用す る前にドライバーの更新を行って下さい。上記のバージョンを使用した時にはエラーとなる場 合があります。最新のドライバーは www.atitech.com から入手できます。 -DCS 3D Pro ビデオカードにDCS 3D Proを使用されている場合、PCが不安定になったり、ハングする場合が あります。このカードをお持ちの場合はソフトウェア・レンダーリング・モードでFS2000を使用 して下さい。このモードでは3Dアクセレレータを使用しません。このモードにする場合は、 OptionメニューでSettingsをクリックし、更にDisplayをクリックし、"Enable hardware acceleration" オプションをOFFにして下さい。 もし、これによって、パフォーマンスが非常に低下する場合は、ダイアログボックスに戻り、 "Low resolution mode"を選択して下さい。 -S3 Inc. Trio3D/2X このカードを使用した時に受け入れがたい「フラッシュ」やその他のエラーがシナリー上に発生す る場合はソフトウェア・レンダーリング・モードでFS2000を使用して下さい。このモードでは3Dア クセレレータを使用しません。このモードにする場合は、OptionメニューでSettingsをクリックし、 更にDisplayをクリックし、"Enable hardware acceleration"オプションをOFFにして下さい。 もし、これによって、パフォーマンスが非常に低下する場合は、ダイアログボックスに戻り、 "Low resolution mode"を選択して下さい。 -9FX Reality 334 Number Nine Visual Technologyの9FX Reality 334ビデオカードを使用されている場合はシナリー描画 上の問題を避ける為に最新のドライバーに更新して下さい。最新のドライバーは www.nine.comで 入手できます。 -Matrox Productiva G100 AGP You might notice black boxes around lights when using this video card. このビデオカードを使用した場合、ライトの回りに黒い箱型が現れることがあります。 -Diamond Viper 550 このカードを使用されている場合、FS2000をインストールした後、PCをリブートして下さい。 これにより、フライトシミュレータを起動した時にハングする事を避ける事ができます。 -Rendition V1000 FS2000をスタートした時にDisplay Settingダイアログボックスで640X480で選択されていても、 フルスクリーンモードでの解像度が320X200になります。640X480の解像度にする為には一度、 Display Settingダイアログボックスで800X600を選択し、OKをクリックした後、再度640X480 を選択して下さい。フルスクリーンモードを使用する場合はALT+ENTERを押すか、Viewメニュー からFull Screenを選択します。 -Creative Labs Voodoo Banshee Creative Labsの Voodoo Bansheeを使われている場合は、FS2000を使用した後、PCが数分間 反応しなくなる事があります。これを避ける為にはソフトウェア・レンダーリング・モードで FS2000を使用して下さい。このモードでは3Dアクセレレータを使用しません。このモードに する場合は、OptionメニューでSettingsをクリックし、更にDisplayをクリックし、 "Enable hardware acceleration"オプションをOFFにして下さい。 もし、これによって、パフォーマンスが非常に低下する場合は、ダイアログボックスに戻り、 "Low resolution mode"を選択して下さい。 -Video cards with Voodoo1, Voodoo Graphics, or Voodoo2 chipset by 3dfx 3dfxのVoodoo1, Voodoo Graphics, または Voodoo2 チップセットを使用したビデオカードで、 3ーDアクセレレータを使用した場合、Kneeboardが表示できないケースがあります。このチッ プセットは他のメーカーのビデオカードでも使われている事があります。この問題を回避する には二つの方法があります。 1)ハードディスク上のKneeboardテキストファイルを開きそこから情報を入手する。このファ イルの場所については、フライトシミュレータのHelpから"Using the Kneeboard"を参照して 下さい。 2)ソフトウェア・レンダーリング・モードでFS2000を使用して下さい。このモードでは3Dアク セレレータを使用しません。このモードにする場合は、OptionメニューでSettingsをクリックし、 更にDisplayをクリックし、"Enable hardware acceleration"オプションをOFFにして下さい。 もし、これによって、パフォーマンスが非常に低下する場合は、ダイアログボックスに戻り、 "Low resolution mode"を選択して下さい。 -TNT video card drivers いくつかのTNT用のドライバー(特にDiamondのV550用のもの)はFS2000及びPC全体をハングさせ ます。この問題を避ける為には以下の様にFS2000.cfgファイルを修正して下さい。 1) [HARDWARE]のタイトルを FS2000.cfgファイルに作成する。 2) 以下のコマンドをFS2000.cfgの [HARDWARE]のタイトルの後に追加する。 [HARDWARE] TextureAGP=0 TextureManagement=1 -地面がかすれて見える場合 もし、遠距離から見たときに地面がかすれている場合はDisplay Settingダイアログボックスの HardwareタブにあるMIP Mapping オプションが選択されているか確認して下さい。(Optionメ ニューでSettingsをクリックし、更にDisplayをクリックします。) もし、問題が解決できないようであれば、ビデオカードがMIP Mappingを処理する事ができない 事が原因です。 -500 MHz PentiumベースのPCでもOSにWindows NT 4を使用するとパフォーマンスが悪い。 500 MHz PentiumベースのPCでもWindows NT 4を使用してFS2000を動作させた場合、パフォーマンス が悪い場合が有ります。この構成ではImage Qualityは最高(6)にセットされています。パフォーマ ンスを改善したい場合はImage Qualityを下げて下さい。OptionメニューでSettingsをクリックし、 更にDisplayをクリックします。その上でImage qualityタブで設定を変更して下さい。ダイアログ ボックスの「?」ボタンをクリックするとイメージ品質とパフォーマンスに関するより詳細な情報が 表示されます。 -Ensoniq AudioPCI cards Windows 98でEnsoniq AudioPCIカードを使用している場合は最新のドライバーを使用しているか 確認して下さい。最新のドライバーは www.ensoniq.comから入手できます。 -音声が途切れたり再生がうまくできない場合 PCI64サウンドカードを使用している場合、音声が途切れたり再生がうまくできない事があります。 この問題を解決する為にはドライバーを最新のものに変更して下さい。 マニュアルの誤記訂正 ==================== FS2000のフライトシミュレータ・パイロットハンドブックの一部のバージョンで以下の誤りが あります。但し、あなたのお持ちのバージョンでは既に訂正されている筈です。 −フライトシミュレータ・パイロットハンドブックの裏表紙にあるジョイスティックの図でボタン 7と8を指している線が逆になっています。ボタン8という名前のついているボタンはニーボード ボタンでボタン7が着陸脚の上げ下げボタンです。 −"Starting Flight Simulator"の項目で、マニュアルにはFS2000を開始する際には必ずDisc 1をCDドラ イブに入れて置くように記されていますが、シナリーをハードディスクに入れていない場合は FS2000のスタート時にDisc 2をCDドライブに入れて置く方が良いでしょう。 −第四章の "Take a Fun Flight"と"Have an Adventure"に記載されているいくつかのフライトやアド ベンチャーが実際には製品には入っていません。しかしながら、Flightメニューから多くのフライト やアドベンチャーを使用する事ができます。 − "Perform Aerobatics"の項目でマニュアルにはPatty WagstaffのアエロバティクビデオをHELPから 使用できると書かれていますが、このファイルはHELPには含まれておりません。 −Tutorial 2でRodがAxes of Flightのビデオを見るように言っている部分がありますが、このビデオ は最終製品には含まれておりません。その代りに、HELPのトピックにAxes of Flightがあります。 また、HELPのHomeworkメニューからもこの項目を参照できます。 −Tutorial 6でロサンゼルスのHollywoodサインを見る事ができると書かれていますが、このオブジェ クトはFS2000では現れません。 −Tutorial 9の112頁にある文章の一部が途中で途切れています。正しい文章は以下の通りです。 "With your OBS set to 030, you depart Whatzitz as shown by Airplane A. The VOR display in Airplane A shows a left needle with a TO indication. A right or left needle indication doesn't tell you on which side of the selected course the airplane is located. To determine this, you must physically point the airplane in the direction of the selected course (or at least imagine yourself pointed in this direction). Why? The VOR needle and flag indications are completely independent of the airplane's heading." −Tutorial 9のSituation 4の説明の中でOBSの指針がセンターに来るまで旋回するとし、この 角度を305度としているが実際には315度です。STEP 6でも同様に305度を維持するとあるが これも315度の誤りです。 −Tutorial 14のSituation 2の説明でこのレッスンでの視界が1.5マイルとなっていますが、実際 には1マイルです。同様にその次の頁でも1.5という数字がでていますがこれも1.0の誤りです。 −Tutorial 15の Figure 13でコラムの表題に漏れがあります。左端の欄の表題は"Angle of Descent (degrees)"です。 −Tutorial 15で200ftの決定高度(DH)がFigure 2に記述されていません。 −プロフェッショナル版のパイロットハンドブックの第8章及びHELPのAircraft Information セクションのConcordeのフライト情報に以下の誤りがあります。 −specificationsセクションのMaximum Range(最大航続距離)は4200マイル (6759.25 km)です。 −Maximum fuel capacity(最大燃料搭載量)は211,200 lbs (約96,000 kg)です。 −燃料消費量(22.6 ton/h)は離陸時のエンジン1基当たりのものです。 − "Takeoff"セクションにある、V1は165 KIAS、Vrは約195 KIAS、V2は約200 KIASになります。 − "Supersonic cruise and acceleration"セクションの"indicated by 0% on the Percentage Area gauge."と記述は無視して下さい。二次エンジンノズルのポジションを示す計器は FS2000には装備されていません。 − "Autopilot"セクションで着陸時のアプローチでのオートスロットルの使用は実機では 必須になっています。 −プロフェッショナル版のパイロットハンドブックのGlossaryで、以下の用語説明があるにも 拘わらず記載されていません。 Flight Level (FL), Glideslope, International Standard Atmosphere (ISA), Maximum L/D. 機体と計器パネル ================ −Bell ヘリコプターのキーアサインメント Controls Assignmentsのダイアログボックスで、イベントとキーコマンドとして "Tilt landing light up/down/left/right"と "Center landing light"がリスト上に存在します。 しかしながら、landing lightを動かす事はできませんのでこのコマンドは無効です。 -GPSでパフォーマンスが悪化した場合 GPSレシーバー画面を大きくした時にパフォーマンスの悪化が発生した場合はズームを使用 して表示する領域を小さくしたり、表示する施設のタイプ(空港やVORやベクタールート等) を少なくして下さい。 -デフォルトフライトでコンコードを使用する場合。 あなたがデフォルトフライト (Meigs Field)を使用して機体をコンコードに変更した場合は コンコード は全てのタンクがフルとなり全ての乗客を収容した状態になります。 これによって重力中心(CG)がバランスを欠いた状態になり、結果としてパネルの警告表示 装置が点灯し、機体のパフォーマンスにも悪影響がでます。これは全ての燃料タンクがフ ルである為、燃料移動によって機体の重力中心をバランスの取れた位置にする事ができない 事によるものです。 この問題を解決する為にはAircraftメニューからFuelをクリックし、コンコードの"Center2" タンクの燃料搭載量を変更して下さい。デフォルト状態ではこの値を75% (2625 gallons)に すると良いでしょう。(もし、機体重量をコンフィグファイルの"Weight and Balance"の部分 を使って変更する場合は、この燃料搭載量も変更になります。) −HELPのSchweizer 2-32グライダーに関するフライト情報にシアトル近郊のLake Chelanが 上昇気流を得易い場所として上がっていますが、FS2000ではLake Chelanの近くには上昇 気流は設定されていません。 ビュー機能について ================== −マルチモニターシステムでセカンドモニターにビューを表示させている状態でフライトを セイブした場合、シングルモニターシステムでそのフライトを再生するとメインウィンドウ にビュー画面が現れません。 −特定のフライトの局面、特に滑走路へのファイナルアプローチの際に、操作パネル越しに 地面を見るのが非常に難しい事があります。この様な場合はShift+Enter 又は Shift+Backspace でコクピット内の座席を上下させ見やすい位置に調整して下さい。座席を元の位置に戻すには (ジョイスティックのハットスイッチを使用するか、SHIFTキーっを押しながら、数字キーを押 す事で)一度別のビューに移してから、元の"正面水平"位置にビューを戻して下さい。 天候について ============ −WWWから実際の天候データをダウンロードする為には、Internet Explorer 4.0 又はそれ 以降のバージョンがPCに導入されている必要があります。このブラウザーを導入する為には http://www.microsoft.comからDownloadをクリックし、更にDownload Centerをクリックし、 ダウンロードリストの中からInternet Explorerを選び、その指示に従って導入して下さい。 −もし、フライトシミュレータで表示した実際の天候データが不正確である場合、ダウンロ ードした天候データが壊れている可能性があります。この様な場合は単純にWeatherダイ アログボックスのReal-World Weatherボタンを再度クリックして下さい。 アドベンチャーとレッスンについて ============================== -レッスンやアドベンチャー中は干渉や衝突を避ける為、ダイナミックシナリーをオフにして 下さい。ダイナミックシナリーをオフにするには、OptionメニューからSettingsをクリックし、 Displayをクリックしてから、Image Qualityタブを選択します。それから、Dynamic Sceneryの のオフを選んでください。 フライトプランナーについて ========================= -北太平洋を横断する(例えばロンドン〜ニューヨークの様な)フライトを計画する場合、ダイレ クトGPSルーティングを選択して下さい。Jet airwaysは選択してはいけません。Jet airwaysを 選択すると不必要なWAYPOINTSを経由する事になります。フライトメニューからフライトプラ ンナーにアクセスすると?マークボタンをクリックする事で、フライトプランナーについての より詳細な説明を得ることができます。 ニーボードについて =================== -ニーボードを使用してある手順のキーコマンドを見つけようとする場合は、キーコマンドを 使用する前に操作パネルをクリックしておく様にして下さい。ニーボードにフォーカスがある 時にはキーコマンドを入力しても効果がありません。 -3dfx製のVoodoo1, Voodoo Graphics, Voodoo2チップを使用した3-Dビデオカードを使用して いるとニーボードを表示する事ができません。これらのチップは3dfx以外のメーカーでも使用 されていることがあります。Voodooチップについては前記のコンフィギュレーション関連事項 にも注意事項があります。 サードパーティ製品の互換性について ================================ -"See own aircraft from cockpit"機能はFS2000では削除されました。この為、FS2000用の 機体では使用できません。FS2000でサードパーティー製の機体やFS98用の機体用にこの機能 を使用したい場合は、FS2000.CFGファイルの[PREFS]セクションに以下の行を追加して下さい。 SEE_SELF=1 -サードパーティー製のゲージやアプリケーションでFS6IPC.DLLを使用していたり、メモ リーエリア上の特定の位置にある変数を要求するようなテクニックを使用している場合は 動作しなかったり、クラッシュの原因になる事があります。 -多くの完全に平坦な地形上にポリゴンを積み重ねた様なサードパーティー製のシナリーは 高度情報を持つ新しいFS2000の地形システムでは正しく表示されなくなります。 詳細及び、この問題を避ける方法については、フライトシミュレータSDKで公開される予定 です。 サードパーティ製のシナリーについて ================================ -いくつかの下位互換シナリーまたはアドオンシナリーはFS2000では正しく表示できません。 この様な問題が発生する主な原因は以下の通りです。 a) FS2000では従来の平坦な"シード"システムに替ってデジタル高度メッシュ地形システムを 使用している事。 b) FS2000では全世界の全ての空港及び公開されている航法援助施設を網羅している事。 FS2000にはこの下位互換シナリーまたはアドオンシナリーの表示上の問題の殆どを解決できる ようにする為に、二つの"スイッチ"(平坦化スイッチと除外スイッチ−Flatten and Exclude) があり、メインFS2000ホールダーにあるScenery.cfgで指定する事ができます。 平坦化スイッチは与えられた四辺のエリアを指定された単一の高度にします。 また、除外スイッチは与えられた四辺のエリア内のデフォルトのマイクロソフトシナリーの オブジェクトや航法援助施設を表示させなくしたり、航法援助施設の場合は電波発信を止める 事ができます。 この両方のスイッチはアドインには影響せず下方の下位シナリーレイアにのみ有効になります。 例えば、スイッチがレイヤ70に置かれた場合は、レイヤ69以下のものに影響が出る事になります。 スイッチはScenery.cfgのシナリーエリアエントリーの最後の部分にテキストエディター等で追加 して下さい。平坦化スイッチと除外スイッチは同じシナリーエリアに使用する事ができます。 ----------------------------- 平坦化スイッチの使用方法について ----------------------------- 平坦化スイッチを使用する際の構文は以下の通りです。 Flatten.X=Elevation,Latitude1,Longitude1,Latitude2,Longitude2,Latitude3,Longitude3,Latitude4,Longitude4 Xは0〜9の間の数字です。但しFlatten.0、Flatten.1の順で使わなければなりません。但し、最大は Flatten.9になりますのでシナリーエリア毎に10個までの平坦化スイッチを使用する事ができます。 Elevationはフィート単位で平均海水面(msl)に対し-2000 から 99999の間で指定します。 point1,2,3,4のLatitude と Longitudeは時計回り又は反時計回りに順番に指定されなければなりません。 1 +-------------+ 2 | | | | | | 4 +-------------+ 3 または 1 +-------------+ 4 | | | | | | 2 +-------------+ 3 また、度分形式(degrees and minutes)で記述される必要があります。度分を表すのに*や 'といった シンボルを入れる必要はありません。また、四辺は長方形である必要もありません。どの様な形の 四角形も有効です。 平坦化するエリアの最大値は経度で90度、緯度で45度になります。 使用例: この使用例では二つの隣接した地域を1000フィートの高度で平坦化しています。 [Area.100] Group=Your Area ID=Your Area Title=Your Area Active=TRUE Layer=100 Local=C:\Your Area Flatten.0=1000,N45 30,W120,N45 30,W119 30,N45,W119 30,N45,W120 Flatten.1=1000,N45,W120,N45,W119 30, N44 30,W119 30,N44 30,W120 ----------------------------- 除外スイッチの使用方法について ----------------------------- 除外スイッチを使用する際の構文は以下の通りです。 Exclude=North Latitude,West Longitude,South Latitude,East Longitude,category 除外は以下の様な長方形のエリアに有効です。 North Latitude +-------------+ | | West Longitude | |East Longitude | | +-------------+ South Latitude そして、北側の緯度、西側の経度、南側の緯度、東側の経度の順に指定しなければなりません。 また、緯度、経度は度分形式(degrees and minutes)で記述される必要があります。度分を表すのに *や 'といったシンボルを入れる必要はありません。 categoryは定義されたエリア内のデフォルトシナリーからどの様なシナリータイプを除外するかを 指定します。 この指定には以下の4種類があります。 objects - デフォルトの全ての三次元の建物や空港を含むオブジェクトを除外する。 vors - デフォルトの全てのVORやILSを除外する。 ndbs - デフォルトの全てのNDBを除外する。 all - デフォルトの全てのオブジェクトと全ての航法援助施設を除外する。 除外スイッチには一つ以上のカテゴリーを使用できます。 除外スイッチで指定するエリアの最大値は経度で90度、緯度で45度になります。 使用例: この使用例では長方形のエリアからNDBを除く全てのオブジェクトや航法援助施設を除外 しています。 [Area.100] Group=Your Area ID=Your Area Title=Your Area Active=TRUE Layer=100 Local=C:\Your Area Exclude=N45 30,W120,N45,W119 30,objects,vors

Last Update :01/17/2000