Top Five Ways to Maximize Performance


マイクロソフトのFS2000オフィシャルホームページに記載されていたFS2000の
パフォーマンス改善の為のTIPSを翻訳してみました。
FS2000の最大の問題の一つがこのパフォーマンス問題ですが、設定次第で相応
の改善が可能です。以下のTIPSに従って自分のPCの能力に見合った設定を見つ
けて頂ければ幸いです。


パフォーマンスを極大化する為の五つの方法 (c) 1999 Microsoft Corporation.
どの様な種類のグラフィックを多用するプログラムでも、そのパフォーマンスはいくつかの変 数に依存する事になります。これらの変数とは、プログラムのセットアップ時にどの様なイン ストール方法を選んでいるか。どの様な種類のハードウェアを使用しているか。また、シミュ レータ上でどの様な選択を行っているかということです。 FS2000でパフォーマンスを最大にするという事は、これらの状態をチェックして、あなたのPC に最適となる組み合わせを選択するという事になります。 フライトシミュレータチームはあなたがパフォーマンスを改善する為に可能な事をリストアッ プしてみました。 追加のTIPSがあるかどうか、このサイトを定期的に確認されるようお勧めします。 注) 全てのPCに効果的な一つの解決方法というものはありません。あなたは以下の方法で、 どの様な組み合わせがあなたの持っているシステムと飛行の仕方に最適かを見つけ出して 頂かなくてはなりません。 次の方法を試して下さい。 1. 導入時のヒント キャッシング 2. ハードウェアの調整 他のアプリケーションを停止します。 3-Dビデオカードを入手して下さい。 より多くのRAMを搭載して下さい。 より早いCPUを搭載して下さい。 ウィンドウを良く見て下さい。 Full Screenモードを使用する。 サウンドオプションの数を減らす。 3. ディスプレイ設定の調整 Device listで、Full Screenモードで使用するグラフィックカードを選択する。 Resoluton list(解像度リスト)で、Full Screenモード時にフライトシミュレータの解像度をどの程度低下させるかを選択する。 フライトシミュレータを低解像度モードで動かす際の低解像度モードを選択する。 hardware accelerationをオンにし、3-Dビデオカードを有効にして下さい。 Filter texture mapsボックスを非選択にします。 MIP mappingボックスを非選択にします。 4. イメージ設定の調整 Overall image qualityスライダー Texture quality (テクスチャー品質)スライダー Terrain mesh complexity (地形メッシュの複雑度合い)スライダー Terrain texture details distance (地形テクスチャーの詳細化距離設定)スライダー Land class complexity (地面表示の複雑度合い)スライダー Scenery complexity (シナリーの複雑度合い)スライダー Maximum unlimited visibility (最大無制限視程)スライダー Dawn/dusk texture smoothing (夜明け/夕暮れ テクスチャースムーシング) Terrain transitions (地形変化) Dynamic scenery (ダイナミックシナリー) 5. 視程の変更
1. 導入時のヒント 世界中を頻繁に飛行するフライトシミュレータユーザーに最適な導入方法はFull Custom installです。この導入方法をとった場合、全てのシナリーファイルがハードディスクに導入 されます。CPUがハードディスク上のシナリーファイルにアクセスする場合は、スピード の劣るCD-ROM程の待ち時間を必要としません。これによりスクリーンにシナリーを表示 するスピードが早くなります。 しかしながら、全ての人が全部のシナリーファイルを導入するに充分なハードディスクス ペースを持っている訳ではありません。多くの人にとっては、そうする必要は無いように 思われます。もし、あなたがtypical installationを選んだ場合は、より少ないファイルが、 ハードディスクに導入されます。 Custom installationを行った場合は、あなたが良く飛行するシナリーエリアをハードディスク に導入する事が出来るよう選択する事ができます。例えば、あなたがシカゴに御住まいで、 殆どの飛行を、シカゴ周辺で行われる場合、シカゴシナリーのみをハードディスクに収め 残りはCDに置いたままにする事ができます。 もし、あなたのハードディスクスペースが少ない場合にはminimum installを行う事もできます。 この場合はあなたのPCがシナリーにアクセスする際に余計に時間がかかる事に留意して下さ い。もし、あなたが充分なディスクスペースをお持ちなら、良く飛行する地域のシナリーは ハードディスクに入れておかれる事をお勧めします。 キャッシング フライトシミュレータがシナリーをキャッシュするか、直接CD-ROMから読み込むか選択す ることができます。デフォルト設定ではシナリーはキャッシュされます。しかし、これを 調整する事もできます。導入時にFull Custom install以外の導入の方法を選択された場合は、 キャッシュした方が良いでしょう。キャッシングとは高速にアクセスし、パフォーマンスを 向上させる為、一時的にシナリーファイルをハードディスク上にコピーする事を言います。 このキャッシングに使用するディスクスペースを増加させる事もできます。 しかしながら、ハードディスクの空きスペースがキャッシングにあてるスペースを制約する 事になります。 シナリーエリアをキャッシュする方法 1. World menuからScenery Libraryをクリックする。 2. あなたがキャッシュしたいシナリーエリアをクリックし、Edit areaをクリックする。 3. Cache this sceneryをクリックし、その後OKをクリックする。 シナリーキャッシュのサイズを増加する方法 4. World menuからScenery Libraryをクリックする。 5. Cache size boxの矢印をクリックするかBoxに数字を入力する。 6. フライトシミュレータの終了時にハードディスク上にファイルを残しておきたくない場合 はEmpty cache on exitをクリックする。 2. ハードウェアの調整 パフォーマンスを改善する為には以下のハードウェアの調整を検討して下さい。 他のアプリケーションを停止します。 飛行をされている時には、フライトシミュレータ以外のアプリケーション、例えばワープロ やE-Mialプログラムは必要とされないと思われます。そこで、これらのアプリケーションを 停止し、フライトシミュレータにより多くのCPUパワーを割当てて下さい。フライトシミュ レータ以外のアプリケーションはどんなものも−ビールスチェックプログラムや小さなかわい い犬がスクリーンを飛び回るといったものも含め全てです−停止される事をお勧めします。 3-Dビデオカードを入手して下さい。 フライトシミュレータのグラフィックを表示する為には、PCは三次元の世界を二次元のイメ ージに変換しなければなりません。3-Dビデオカードはこの作業を簡単にし、メインCPUの 負荷を軽減します。これにより、メインCPUはそれ以外のシミュレータ内の処理により多く の資源を投入することができるようになります。その結果として、より良いパフォーマンス と質の高い表示が実現されます。 フライトシミュレータのDisplay Optionがビデオカードのフル機能を生かすよう設定されている か確認して下さい。同様に、ビデオカードメーカーの WEBサイトから最新のドライバーをダウ ンロードし、導入しているかが非常に重要です。また、いくつかのドライバーは他のものより うまく動作します。例えば、TNTビデオカードでは、NVIDIAのリファレンスドライバーを導入 すると、テストによればその瞬間にフレームレートは二倍になります。 注) もし、Creative Labs の Voodoo Bansheeをお使いの場合、FS2000を動かす前に www.3dfxgamers.comから最新のドライバーを入手し、導入して下さい。 より多くのRAMを搭載して下さい。 ランダムアクセスメモリー(RAM)はPCの短期記憶装置です。通常、より多くのRAMがあると CPUはデータをより早く処理する事ができます。FS2000では最低32MBのRAMがPCに搭載されて いることが必要です。 もし、RAMの増設に詳しくない場合は、お近くのPCショップにお問い合わせ下さい。 より早いCPUを搭載して下さい。 FS2000はPentium 166マシンでも動作します(訳注: !?)が、早いCPUは良いパフォーマンスを提 供します。 ウィンドウを良く見て下さい。 フライトシミュレータはWindows上で動作しています。シミュレーションの一つ一つのViewや パネルも同様にWindows窓の一つです。ウィンドウのサイズを大きくしたり、同時に多く のWindows窓をオープンし動かすと、パフォーマンスは低下します。ですから、できるだけ、 オープンしているWindows窓を少なくし、サイズを小さくして下さい。 (Full Screenモードの場合を除きます。この説明は以下にあります。) Full Screenモードを使用する。 Full Screenモードではフライトシミュレータのウィンドウはスクリーン全体に広がります。 (メニューバーもタスクバーもありません。) その結果、パフォーマンスが改善します。 Full ScreenモードとNormalモードの変更はALT+ENTERを押すか、Viewsメニューから Full Screenを選択することで行えます。Full Screenモード注にメニューバーを出す場合は ALTキーを押して下さい。 サウンドオプションの数を減らす。 PCによっては、Sound機能を変更したり(Soundをオフにすることで)パフォーマンスが改善 します。例えば、あなたが有視界飛行を行っており、パイロットによる航法を行っている 場合は航法援助装置のサウンドをオフにしても問題はありません。Soundオプションを変更 する場合はOptionsメニューから、Settingをポイントし、Soundをクリックして下さい。 Qキーを押すと全てのSoundのオフ、オンができます。 FS2000.CFGを編集することでSoundの質を落とす事もできます。この場合は[SOUND]セクショ ンに以下の変更を行って下さい。 [SOUND] Channels=1 ; ステレオからモノラルへの変更 (1チャネル か 2 チャネルを指定) SamplesPerSec=11025 ; サンプリングレートの変更, 11khz, 22khz, 44khzを指定します。 低いサンプリングレート程パフォーマンスは良くなります。 3. ディスプレイ設定の調整 PCにはスクリーンにグラフィックを表示する為のビデオカードが搭載されています。 通常、より良い品質のグラフィックを表示する為にはより多くのコンピュータ資源が必要と されます。PCによっては多くのコンピュータ資源を使用する事は、パフォーマンスの低下に つながります。フライトシミュレータには、ビデオカードの能力を最大限に生かす為に様々 の設定が可能になっています。 ディスプレイ設定の変更することでフライトシミュレータのパフォーマンスに大きな効果が あります。 最高のパフォーマンスを得る為にディスプレイ設定を調整する。 1. Optionメニューから、Setteingsをポイントし、Displayをクリックする。 2. Hardwareタブはデフォルトでは有効になっている。 3. 以下に従い、設定を行う。 Device listで、Full Screenモードで使用するグラフィックカードを選択する。(いくつかのタイ プのPCでは2つ以上の選択が可能) これにより、Full Screenモードで3-Dビデオカードの機能 を有効に使用する事ができる。 Resoluton list(解像度リスト)で、Full Screenモード時にフライトシミュレータの解像度をどの 程度低下させるかを選択する。どの様なPCを持っているかによるが、低い解像度を使用すれば フレームレートは向上する。言換えると、640X480X16の設定 は 1024X768X32の設定よりもパフ ォーマンスは改善する。 フライトシミュレータを低解像度モードで動かす際の低解像度モードを選択する。 ディスプレイ表示の質を落とす事で、パフォーマンスは改善する。(hardware accelerationを オンにしている場合はこの設定を行う事はできません。) 注) 解像度を低くするのと同様にcolor depths(色の深さ)を変更することでも効果が期待でき ます。解像度を低くする前に、color depthsを低く設定して下さい。(例えば、32-bitカラー から16-bitカラーに変更して下さい。) hardware accelerationをオンにし、3-Dビデオカードを有効にして下さい。3-Dビデオカード をお使いの場合は、是非そうされる様お勧めします。(低解像度モードを選択されている時は このオプションは選択できません。) Filter texture mapsボックスを非選択にします。texture filterは特定のグラフィック表示の輪郭を スムーズにします。このオプションを非選択にすると、いくつかのテクスチャーの輪郭が粗く 表示される様になった事に気付かれると思います。 MIP mappingボックスを非選択にします。Mip mappingとは、離れた距離にあるオブジェクトの 表示を意味します。このオプションを非選択にすると、いくつかのオブジェクトの表示が異な る様になった事に気付かれると思います。 4. イメージ設定の調整 Display SettingsダイアログボックスのImage Settingsタブはフライトシミュレータがイメージを 表示する際の細かな修正を可能にします。スライダーを左に動かしたり、チェックボックスを オフにする事でイメージの質は低下しますが、殆どの場合でパフォーマンスは向上します。 最高のパフォーマンスを得る為にイメージ設定を調整する。 1. OptionメニューでSetteingsをポイントし、Displayをクリックする。 2. Hardwareタブはデフォルトでは有効になっている。 3. Image Qualityタブをクリックする。 4. 以下に従い、設定を行う。 Overall image qualityスライダーはフライトシミュレータ全体のイメージ品質を調整するのに 使用します。各々の数値は、Image Qualityタブにある他のスライダーやチェックボックスの異 なる組み合わせに対応しています。低い数値ほどパフォーマンスは改善されます。 注) カスタム設定を行う場合はこのスライダーを動かす必要はない。 Texture quality (テクスチャー品質)スライダーを右に動かす事でオブジェクト表面の繊細さが 改善します。このスライダーはテクスチャーメモリーが不足している場合を除き、フレームレ ートに大きな影響を与えません。(なお、16MB未満のビデオメモリーを搭載したビデオカードの 場合は、多くのケースで、テクスチャーメモリーが不足しています。) Terrain mesh complexity (地形メッシュの複雑度合い)スライダーを右に動かす事でシナリーの 輪郭の複雑さが増加します。このスライダーを左に動かす事で、シナリーの輪郭が単純なものに なります。例えば、ぎざぎざの山の場合、スライダーを左に動かすとぎざぎざが少なく表現される ことになります。 このスライダーを左に動かす事によるフレームレートの改善は丘陵地域や山岳地域の場合を除 けば無視できる程度です。 Terrain texture details distance (地形テクスチャーの詳細化距離設定)スライダーを右に動かす 事で詳細シナリーを表示する場合の距離が増加します。左に動かすと距離が近づかないと、詳細 シナリーを表示しないため、遠くを見た場合には簡略な地表面が表示される事になります。 このスライダーを左に動かすことでフレームレートは大きく改善します。このスライダーを 一番左にする事で、この機能をオフにする事ができます。 Land class complexity (地面表示の複雑度合い)スライダーを左に動かす事で、各々のタイプの 地表を表現するテクスチャーの種類を少なくする事ができます。右に動かすと種類が多くなり ますが、パフォーマンスを低下させる事になります。例えば、スライダーを右に動かすと複雑 な地面を表現する為、複数の種類の草原テクスチャーが用いられます。逆に左に動かすと同じ 草原であっても同じ様なテクチャーが用いられる為、地表が単純に見える事になります。 スライダーを左に動かす事でフレームレートは多少改善しますがいくつかのテクスチャーが同 じものの繰り返しになります。 Scenery complexity (シナリーの複雑度合い)スライダーを右に動かす事で、飛行中に見えるシナ リーオブジェクト(建物、山等)の数が増加します。スライダーを左に動かすとフレームレートは 劇的に改善します。特に建物が多い都市部でこの改善は顕著です。 Maximum unlimited visibility (最大無制限視程)スライダーはWeatherダイアログボックスで無制限 視程が選択された時の視程を調整するのに使用します。スライダーを左に動かすと、視程が減 少し、無制限視程の気象条件が選択された場合にパフォーマンスが改善します。例えば、 unlimitedの替りに60マイルを設定して下さい。 Dawn/dusk texture smoothing (夜明け/夕暮れ テクスチャースムーシング)をチャックすると、日 の出、日の入り時のグラフィックの移り変わりが滑らかになります。一方このオプションをオ フにする事で夜明け/夕暮れのフレームレートが改善します。 Terrain transitions (地形変化)をチェックすると異なるタイプのシナリーの移り変わりがスム ースになります。このオプションをオフにするとフレームレートは改善しますが、滑らかな テクスチャーの移り変わりがなくなります。 Dynamic scenery (ダイナミックシナリー)をチェックすることでボートや他の飛行機といった ダイナミックシナリーオブジェクトが表示されるようになります。スライダーを右に動かす事で 表示されるダイナミックシナリーの数が増加します。このオプションをオフにする事でパフォー マンスは大きく改善します。特に主要な空港の様に静止していたり、動いている航空機や地上支 援車両が多い場合に顕著な効果があります。 5. 視程の変更。 視程を低くする事でパフォーマンスが改善します。視程を10〜20マイルに設定する事で、 Image Quality タブのaximum Unlimited Visibility settingで60マイルを設定した時と比べ、 フレームレートを大幅に改善できます。 視程の設定を変更する。 1. World menuからWeatherをクリックする。 2. Visibilityスライダーを左に動かし視程を低くする。 Last Update :01/18/2000