5.00■アドオン及びFS用ユーティリティー

5.01■FSFSとはなんですか?また、FSFSでは何が出来ますか?
5.02■FSFSはNEC PC9801でも使用できますか?
5.03■FSFSをFS6で使用する方法は?
5.04■シラッティーコマンダーとはどんなソフトですか。
5.05■GPS1.1とはどんなソフトですか。
5.06■GPSConfigとはどんなソフトですか。
5.07■NAV17とはどんなソフトですか。
5.08■GPWS6.0とはどんなソフトですか。
5.09■GPS、GPSConfig、NAV17、GPWSを組み合わせる。
5.10■GPS,GPSConfig,NAV17用の日本データ
5.11■DOS/V及び98で使用出来るFS用ユーティリティー
5.12■98で使用できないFS用ユーティリティ
5.13■AREAKILLの使い方
5.14■ファイル並び変えツール



5.01■FSFSとはなんですか?また、FSFSでは何が出来ますか?

FSFSとは、Flight Simulator Flight Shopの略で、FS5の各種アドオンデ
ータを作成するツールです。Flight Simulatorを開発したBAOというメーカーが作りま
した。

次のような機能があります。
- オリジナルの機体を作成出来るAircraft Factory。
- また、その機体の飛行特性を編集出来るFlight Dynamics Editor。
- 現実と同じように音声でナビゲーションしてくれるAdventure。

ライブラリにアップされている多数のオリジナル機体を使用するには、
このFSFSが必須です。また、音声によるナビゲーションは臨場感抜群で、
このAdventureを利用したり、作成するのにもFSFSが必要です。
トワイライトエクスプレス社から、日本語マニュアル付きのものが発売
されています。
FSFSの利用には、FS5とWindowsがインストールされたPC/AT互換機が必要
です。PC-9801では動作しません。



5.02■FSFSはNEC PC9801でも使用できますか?

いまのところPC-9801用のFSFSは存在しません。また、現行のFSFSがPC-
9801上で動いたと言う報告もありません。



5.03■FSFSをFS6で使用する方法は?

(FAEROP MES14 #02636 yupapa さんのコメント)---------------------

FS5.Xがなくても、FSFSをインストールする方法がCompuServe やMicroW
ingsのホームページで発表されています。

1.FLTSIM5というフォルダーを作成します。
2.FLTSIM5の中にPANELSというサブフォルダーを作成します。
3.FLTSIM5のフォルダーに移動します。
4.FLTSIM5のフォルダーの中にどんなファイル(できればサイズの小さ
    いファイルが望ましい)よいからコピーして、FS5.INIという名前に
    変更します。
5.同じようにコピーを4回繰り返します。
6.4つのファイルをそれぞれ、FS5.COM, FSO001.FSO, FS5.OVL, FSD00
    1.FSOという名前に変更します。(0とOをまちがえないように注意
    して下さい)
7.PANELSのフォルダーに移動します。
8.同様にコピーして、PANELSET.FS5という名前に変更します。

Flight ShopのSETUP.EXEを実行します。
1.セットアップ時にはFS95のフォルダーを指定して下さい。
2.もし、FS95用のWAVファイル(AAFWAV.ZIP)をダウンロードしていな
    い場合にはFLTSIM¥ADVWAV フォルダーの中にあるWAVファイルをFS95
    のSOUNDフォルダーにコピーして下さい。お持ちの場合は、ここに解
    凍して下さい。

Flight Shopがインストールできましたら、
1.FLTSIM5のフォルダーの中にADVというフォルダーを探します。
2.ADVのフォルダーから、APLC.EXEをコピーして、FLTSHOPのフォルダー
    にペーストします。
3.FLTSIM5のディレクトリーは削除しても構いませんが、aircraft fac
  toryを使用して飛行機を作成する場合は残して置いて下さい。

最初にFlight Shopを起動します。
1.Flight Shop(FLTSHOPフォルダーの中のFSFSADV.EXE)を実行して、
  ADVコンパイラーのパス(例えばC:¥FLTSHOP¥APLC.EXE)を指定し
  ます。
2.Oputionメニューの"Set path to FS5"で、FLTSIM95.EXEを、"Set pa
  th to ADV Compiler"で、FSCONV.EXEを指定します。
3.アドベンチャーができあがりましたら、FSCONV.EXEでコンバートしま
  す。

なお、AAFWAV.ZIP並びにFSCONV.EXEはMicrosoftのWebサイトやCompuServe
などからダウンロードできます。

               copyright 1996 MicroWINGS, Inc. All Rights Reserved.
        日本語抄訳 yupapa (PDE02066) 96/12/17(火)



5.04■シラッティーコマンダーとはどんなソフトですか。

Schraftti Commander for FS5 は、Enrico Schiratti氏が作成したFS5の
支援アドオンソフトです。地図を見ながらフライトプランを簡単に作っ
たり、好みの地域のシナリーを簡単に作ることが出来ます。また、コン
ピューター間の通信をサポートしており、LANカードやクロスケーブルを
使うことにより複数のコンピューターとリンクすることが出来ます。

Schraftti Commander for FS5 は基本的な機能として、FS5にインストー
ルされているシナリーをビジュアル的に表示することが出来ます。これ
により各シナリーの詳細な地形やVOR局や空港の支援施設(ILSなど)を表
示することも出来ます。

この表示機能をもとに、フライトプランを簡単に作ることが出来ますし、
オリジナルの地形を見ながら建物などを作ることも出来ます。

通信機能については、複数のコンピュータが必要です。誰でも利用でき
るものではありませんが、インターセプト等でデモをみる事ができます
し、個人でもこの機能を利用してマルチスクリーンを実現されたという
報告もあります。

マルチスクリーンは、通常3面程度のディスプレーがあれば十分ですが、
理論的には360度のディスプレー配置も可能ということです。

使わなくなった旧式PCを接続することで個人レベルでは最高のフライ
トシミュレータを作ることが可能になります。

Schraftti Commander for FS5 は、日本語マニュアル付きでトワイライ
トエクスプレスから発売されています。



5.05■GPS1.1とはどんなソフトですか。

GPS1.1aはDavid Drouin氏が作成したFS6用のフリーウェアです。
機能としては自機の位置の表示機能及び100ケ所のWaypointを記憶しFS6
のAutoPilot機能と連動してこのWaypointに向けて、飛行させる機能があ
ります。

GPS1.1aはwings.ark.com等のInternetライブラリーに登録されています。

GPS1.1aを起動した後、FS6を起動するとFSの画面に下図のような、グリー
ンのLCDが表示されます。このLCDは画面のどこにでも移動可能です。
パネルの計器のない場所に移動させると良いでしょう。


LCDには、特に、設定をしなければ、現在位置が表示されます。
(この情報は1.5秒毎にリフレッシュされます。)
これに、自分の行き先(Waypoint)を設定し、Autoボタンを押し、FS6のAP
をセットすることで、機体は設定した場所にむけ飛行します。
この時、LCDには設定したWaypointの場所、そこ迄の距離、飛行時間が表
示されます。

使い方ですが、

RJDC =>  MPE =>  TZC => SKE =>  XMC  => XAC  => KANOH => RJTT 
山口   松山  高松  信太  河和  大島        羽田空港
宇部     VOR     VOR    VOR    VOR  
                        大阪  愛知県

の様な、フライトプランに従って飛行する場合
これらのWaypointの緯度、経度をGPSに設定しておくことで、ほぼ完全な
エンルート通りのAutoPilotによる飛行が可能になります。
(但し、あるWaypointに到着すると飛行機はWaypoint上を旋回しますので
次ぎのWaypointをGPSに与える必要があります。予めWaypointを設定して
おくとLCDの「>」ボタンで次ぎのWaypointに設定できます。)

なお、GPS1.1aを導入するとFS6にFSASMLIB.DLLが導入されます。これによ
りFlightdetaをセーブし、別項で説明するNAV17上に飛行航跡を表示させ
ることができます。



5.06■GPSConfigとはどんなソフトですか。

GPSConfigはGPS1.1aで使用するWaypointデータを作成したり、管理する
事ができるフリーウェアのユーティリティーソフトです。

GPS1.1aはパフォーマンスとの関係で100ヶ所までしかWaypointを登録す
ることができません。一方、実際には空港、VOR、NDB、Fixpoint等の
Waypointは北米だけでも4万にも及びます。

GPSConfigはこれらWaypointの全量を管理し、実際の飛行に使用するWay
pointのみをGPS1.1a用のデータとして切り出し、自動的にGPS1.1aに設定
することが可能です。

GPSConfigには北米のデータが附属しますが、wings.ark.com等のライブラ
リーには世界各地のWaypointデータが登録されていますので、これらを利
用されると良いでしょう。



5.07■NAV17とはどんなソフトですか。

NAV17はBGLファイルビューアであり、また、フライトプランを作成する
為のフリーウェアのユーティリティーソフトです。
(NAV17はwings.ark.com等のInternetライブラリーに登録されています。)

NAV17は、自動的にFS6に導入されている全てのシナリーファイル(BGLフ
ァイル)を読み込んで、それに含まれる全ての航空援助設備やその周波数
を地図上に表示することができます。

また、シナリーファイルに含まれたデータから、出発地と目的地を指定
するだけで、フライトプランを自動的に作成する機能もあります。
勿論、Waypointを指定してフライトプランを作成することもできます。
こうして作成されたフライトプランは地図上に表示され、Waypoint間の
距離や飛行時間等も表示されます。

更にNAV17はFS6と連動して世界地図の上に自機の現在位置や方向、速度
を表示する他、FSASMLIB.DLLによりFS6で作成された飛行航跡データを使
って、地図上に自機の航跡を表示することもできます。

但し、日本地図が実際の位置から若干ずれている為、FFSのLIB8にJWA
さん(GBE00070)が登録されたNAV17用日本地図を利用されると良いでしょ
う。

-----------------------------------------------------------------------------
FFSのライブラリ8番
  81  GBE00070 97/09/04 2002722 navjmap.zip  Nav17に日本地図表示ツール(FS6)
-----------------------------------------------------------------------------

また、NAV17は同一地域のシナリーファイルであっても区別せずに読込み
ますので、最初に自動で読み込ませると各種施設がダブって表示されます。

これを回避する為にはNAV.LST というファイルをテキストエディターで修
正して下さい。NAV.LSTは、シナリーファイルがフルパスで記載されている
だけのものですから、重複していると思われるシナリーファイルを削除す
るだけでダブりが解消します。



5.08■GPWS6.0とはどんなソフトですか。

GROUND PROXIMITY WARNING SYSTEM V6.0 はWilco van Deijl氏が作成し
たFS6用の地上接近警報システムソフトです。(フリーウェア)
FS6ではADVとして動作します。

GPWS6.0は単に地上接近警報をだすだけではなく、ATCの音声や速度、高
度の読み上げ機能、自動着陸機能、自動航法機能が備えられています。

GPWS6.0を導入することにより、通常は高度なADVでしか経験することの
できない実際の航空機の運航時に近い雰囲気を味わうことができます。

主要な機能としては、以下のものがあります。

1)地上接近警報システム
 異常な状態で地上に接近した時に警報をだします。
 また、着陸時に高度をコールしてくれます。

2)その他の警報
 高度、自動操縦OFF、離陸姿勢、超過速度、失速等の各種警報を出して
 くれます。また、トリム作動音がでます。 

3)針路及び高度に関する自動操縦
 キーボードから針路と高度を入力できます。   

4)自動着陸機能
  自動着陸が可能です。

5)WAYPOINTを使った自動操縦システム
 最大10箇所のWAYPOINTを登録できます。  

6)航空無線ユーティリティ
  周波数/コースがキーボードから入力できます。
 また、それぞれの航空無線に二つの周波数を入れることができます。

7)ATCとATIS
  ランダムに航空管制メッセージを流したり、気象情報を流すことがで
 きます。

8)速度CALLS
  離陸時には離陸の為の速度コールを副操縦士が行なってくれます。
 また、飛行中も速度監視を続けます。



5.09■GPS、GPSConfig、NAV17、GPWSを組み合わせる。

GPS,GPSConfig,NAV17,GPWSを組み合わせて使うと実機の操縦に非常に近
い感覚を得る事ができますし、また、実際の飛行がどのように行われて
いるか理解が深まります。
これらのツールは一部機能的に重複していますが、私は以下の様な使い
分けをしています。

1)まず、フライトプランを作成します。
 どの飛行場をいつ飛び立ち、どこへ行くのか、経由地の場所を何処に
 するのかを決めます。
 そして、これをNAV17に入力します。フライトプラン自動作成機能を使
 えば自動的に経由地のWAYPOINTを決めてくれます。
 地図上にもフライトプランが表示されます。フライトプランが参照し
 たWAYPOINT以外の情報を消すとすっきりと見易いです。

2)次ぎにNAV17で作成したフライトプランをGPSConfigに入力します。
 良く使うフライトプランは分かり安い名前をつけてNAV17、GPSConfig
 の各々にセーブしておくと良いでしょう。

3)GPSConfigからWAYPOINTをGPSに転送します。

4)FS6を起動します。
 ADVメニューからGPWS6.0を選択します。COM1は118.0にセットします。
 これで管制指示が聞こえるようになります。

5)離陸した後はAPに高度をセットするだけで、後はGPSで次々にWAYPOINT
 をセットしていくだけです。

6)着陸はGPWS6.0の自動着陸機能を使えば良いですね。



5.10■GPS,GPSConfig,NAV17用の日本データ

残念ながら、現時点(97/9月)ではFFSにもInternetにも日本のWAYPOINTデ
ータは登録されておりません。
しかし、実際には有志の皆さんが位置通報点(FIX POINT)を含む詳細なデ
ータを作成されており、入手することが可能です。

近い将来、これらのデータはFFSにも登録される見込みですが、それまで
の間はFFS6番会議室を通じて入手の為の情報収集を行なって下さい。
(#470からのツリーが参考になると思われます。)



5.11■DOS/V及び98で使用出来るFS用ユーティリティー

■パネルマネージャー
航空機や計器パネルが多くなればそれなりに苦労も増えます。
その時お世話になるのがパネルマネージャーです。

(1)Setp9521.zip
        SETPAN.EXE v1.0
        Sound, Aircraft and Panel Manager for FSFW95
        by Richard Lewis -- richl@skn.net.

 このツールは Windowsの DOSプロンプトから行なうテキスト画面の地味
 なものです。Windows のグラフィカルな画面が希望の方は後述するもの
 をお試しください。
 しかし個人的にはこちらのツールの方が使い勝手が良いように感じます。

 特徴は
   パネル、航空機、サウンドのインストールとアンインストールを簡単
  に行なえます。パネルファイルは指定された階層のフォルダに別々に
  納めるので、パネル  作者毎に分ける事ができて、ファイル管理が楽
  です。
  機体ファイルも同様です。これを私は格納庫代わりに使っていこうと
  考えています。たまにしか使わない機体を FS6のシステムメニューに
  入れて、セレクトを面倒にしてしまうような事が避けられます。
  サウンドの交換はエンジン音だけなのが、残念と言えば残念。

 ツールのセットアップ時にディレクトリ構成など少し異常がありました
 が、これは日本語環境、あるいは私のマシンだけの事かもしれません。
 この問題もドキュメントにある説明を読んで、手動で作り直すとOKで
 した。これは DOSプログラムですが、ショートカットをWindowsにある飛
 行機のアイコンに取り替えてメニューに置くと、とてもグット!です。

  登録場所は、

  ホスト名: wings.ark.com
  パス名  : /wings/fs6/panels/
       97/05/19 17:34       96792 F  setp9521.zip

(2)PANWAV95.ZIP
        PANWAV95 Version 1.0 
        Copyright 1996   David A. Cole

  こちらも目的は同じですが Windowsプログラムですので画面が美しくM
 S社のツールかと見紛うばかりです(作者はかなり意識している様子で
 す)。ただし航空機の登録・削除には関係なく、あくまでもパネルとサウ
 ンドファイルのセレクトです。
 セットアッププログラムがありますので、簡単にしかもユーザー指定の
 ドライブに作成できますので、HDDの残り容量が心配な方におすすめ
 です。
 (前述のツールは FS6のフォルダ内に作成されるので、どんどん脹らむ)

  サウンド関連は充実しているようで、サウンドを試聴するボタンもあり
  ます。(あいにく多くのサウンドを持ってないので試していません)
  パネルは少し難しい問題がありました。と言うのは FS6がパネルファイ
  ル名に4文字しか認めていないらしく、このツールでも同様で(注意が
  書いてある)、パネル作者の *.PNL をリネームする必要があります。
  ここらへんがちょっと FS初心者には辛いところでしょうね。
  それとセレクトし直した状態の確認が一目で分らないので、現在どのよ
  うになっているか、このツールから見ると分からないのが残念です。
  でも、サウンドを重要視されるかたはこちらがお奨めです。エンジン音
  だけでなくクラッシュやギヤー音などの細かい変更もできるようです。

  登録場所は、

  ホスト名: wings.ark.com
  パス名  : /wings/fs6/panels/

 但し、新バージョンのV2.0はこちらには登録されていないようです。   

■シナリエディター
(1)AIRPORT for Windows95 Ver2.02(とゆ〜ことはSCASMもOKなんだ?)
 サンプルマップの取込でやはりエラーも出ますけど、
 空港や建物の配置、BGLファイルの生成等はちゃんと機能してます。
 ただいま勉強中です。
 テクステュアビューワーでパレットが変なのは解決策なかったんでしたっけ?
 (Airport V2.05がNIFのみに登録されています。)

(2)ScBuildVer2.00
 起動します。画面出ます。動いてます。まだ使い方よく解りません(笑)
 (個人的にAIRPORTを先にやろうと思ってまして・・・(^^ゞ )
 
(3)R8Paint Ver1.3
 動きますけどこれで機体塗るのってツライっすね・・・  

■機体制作
(1)AirMod4(Aircraft Modifier 4.06)
 これもDOSアプリながら98で動いてます


5.12■98で使用できないFS用ユーティリティ

現在、使えない事が確認されているツール類です。

■AIRDEC
機体データ *.AIR をテキストに変換その逆変換ができる(はず)のツー
ルですが98DOS窓で起動すると「ぴぽっ」という音と共にリセット
がかかります。
マルチタスク中だと結構危ない話です。

「全てのデータを編集できる訳ではない」と英文DOCに書いてあった
ように思うので(英語弱いんで違うかも)飛行特性をいじりたい98ユー
ザーさんは「AIRMOD4」を使うのがよろしいかと・・・

■PIXUTL、ICNTGA
パネルを作成する際必要になるツールなんですが、
これもDOS窓ハングです。



5.13■AREAKILLの使い方
(FAEROP MES11 #01989  yupapaさん のコメント)---------------------------

AREAKILL.EXEはSchiratti Commanderの作者である、Enrico Shiratti氏
の作成した、FS5/6のScenery用のユーティリティです。
拡張子がKILのデータファイルに指定された、シナリーファイルのオブジ
ェクトを北緯0東経0度の位置に移動させます。

KILファイルの内容は次のとおりです。

!Searches for objects within a range of 200 NM
N351022 E1352412 200 FILENAME

北緯351022 東経1352412 と中心に 200 NMの範囲で、FILENAME.BGLのオ
ブジェクトを削除します。

!Searches for objects within a box ranging from N30 E130 to N40 E140
N30 E130 N40 N140 VOR NDB FILENAME

北緯30 東経130 北緯40 東経140の範囲内で、FILENAME.BGLのVORとNDBを
削除します。

 緯度のフォーマット      経度のフォーマット
 N123456 (=N12*34'56")   E0123456 (=E12*34'56")
 N12345  (=N12*34.5)     E012345  (=E12*34.5)
 N1234   (=N12*34')      E01234   (=E12*34')

レンジは2000NMまでの整数です。
キーワードは、 SCE(nery) VOR ILS NDB TEX(tures) COM が使えます。
SCE - Scenery (Runways, Buildings, Objects, Polygons)
TEX - Ground Texture, Elevation Info
VOR - VOR Stations
NDB - NDB Stations
ILS - ILS Stations
COM - ATIS/COM Stations
IMO - Inner, Middle and Outer Markers

#で始まる行はコメントアウトされます。
!で始まる行はディスプレーに表示されます。

次は、HND_AE.KILの一部です。
!Haneda no Cargo Tarminal wo kill shimasu 
N353300 E1394712 N353325 E1394630 JAPAN13 SCE
北緯353300 東経1394712 北緯353325 東経1394630の範囲内にあるJAPAN
13.BGLのシナリーのオブジェクトを削除します。

********************************
AREAKILL.EXEは、シナリーファイルを書き換えますので、必ずターゲッ
トとなるシナリーファイルのバックアップをとってから、実行して下さ
い。
********************************

なお、実行にあたっては、PC-DOS、MS-DOS、Windows95のDOSプロンプトな
どの英語モードで行って下さい。

AREAKILL.EXEは、
NIFTY-Serve FFS Lib:8 KILLER.ZIP
CompuServe SIMGAME Lib:8 KILLER.ZIP
ftp.iup.edu/flight-sim/uploads/fs5/scenery/tools/ AREAKILL.ZIP
wings.ark.com/wings/fs5/design/  AREAKILL.ZIP
にあります。

NEC PC-9801 シリーズをお使いの方は、PC/ATエミュレーションソフト 
simをお使い下さい。 simはPC-VANのSIG チアリコンピュータワールドの
OSLのコーナーに、
-----------------------------------------------------------------
sim10f.arc   PSH44930 88/08/28 00068480 0009145 ENV  CIARI/7/3/3/#286
-----------------------------------------------------------------
と登録されています。
ただし、simを常駐させてAREAKILLを実行させても、画面表示もされませ
んので、[c]キーを押して継続して下さい。



5.14■ファイル並び変えツール

MS-JapanシナリーにLIBに登録されたシナリーを追加する際、MS-Japanの
BGLより、ファイルの順序を上位にしないとうまく表示されないものがあ
ります。この並び変えの為のツールです。

-------------------------
・ファイルの並び替え:

DOS/V 機や MS-DOS5 は分かりませんが、Windows95になってからは従来
の古い DOSツールでのファイルソート書込は行なわない方がグットです。

これはロングファイル名の利用を可能にするために VFAT という機能を
使っているために、ファイル再配置ユーティリティなどは、Windows95対
応のものを使う必要があります。(受け売りですから尋ねないで)
試しに DOS6.2 の DEFRAG などを実行してみると、確実にあなたのマシ
ンは壊れます。(私はこれで泣いたことがあります)

ではどうするか? 私は普段からきちんとした性格ですから(ウソ!)ファ
イルの並びがぐちゃぐちゃとか、"$"がついたファイル、*.TMPやらがあ
ると気になる方でして、それを解消する薬を・・シェアウェアのツールを
使っています。
少し長くなりますが、ご紹介しておきます。(以下抜粋)

FGALTLB  LIB 8
===============================================================================
【名  称】 ディレクトリ カスタマイザ  --VFAT対応ディレクトリエントリ編集ツール--  PC-98版
【登 録 名】 DIRCU150.LZH  ( 108,883 bytes )
【制作者名】 KAZU.M
【掲載者名】 KAZU.M (QZD03474)
【動作環境】 PC-9801シリーズ及びその互換機 / MS-DOS Ver. 3.1以降
【掲載月日】 1997/05/17
【作成方法】 LHA X DIRCU150
【検索キー】 %QZD03474,$PC9801,DIRCUST,ディレクトリ
------------
【種    別】 シェアウェア(SW番号 2783)
-----------------------------------------------------------------------------
 「ディレクトリ カスタマイザ」は任意のディレクトリエントリを編集するためのツールです。各種ファイラー
にも同様の機能を持つものがありますが、ディレクトリ カスタマイザは目的をディレクトリエントリの
編集に絞って、これを簡単に行なうために作成してあります。
  ディレクトリが自分の思い通りに並んでいないと気が済まないという方はぜひ使って
みてください。

 ・ Windows95 の長いファイル名に対応していない従来の DOS 上でもこれを正しく扱
    います。表示することはもちろん、長いファイル名を基準にしたソートなどもサポートし
    ます。また、従来のバージョンの DOS でファイルを削除した場合などに生じる長い
    ファイル名の残骸を検出し、エラーが発生しないように修復します。

 ・ ディレクトリエントリとスタックを表示する二つのウィンドウを常時表示し、どちらのウィンドウで
    も編集できるようになっています。このウィンドウは表示スタイル、サイズ、そしてウィン
    ドウ内で表示する項目も自由に設定することができます。

 ・ 指定ファイルのマーク、インクリメンタルサーチ、関連のある複数エントリを1エントリとして扱うことの
    できるリンク機能、外部コマンドによるファイルの確認など、編集作業をより簡単に行な
    うための基本的な機能を備えています。

 ・ 各種の設定が可能なソート機能を備えています。属性による振り分けなどが簡単
    に行なえます。

 ・ PC-98版は30行BIOS,90桁BIOS による拡張画面環境に対応しています。また
    DOS/V版は V-Text に対応しています。組み合わせてお使いいただけば、より
    多くの情報を一度に確認できます。

 ・ DOS ベースのソフトですが、Windows95 でも動作するようになっています。
    Windows95 動作中でも安全にディレクトリエントリを編集することができます。