Microsoft Flight Simulator のシーナリ(特にテレインシーナリ)は、原則としてすべて WGS84 座標系で作成されるようになっています。
これに対し、日本国内では一般的に東京測地系とよばれる座標系を使っています。国内で使用できる電子地図ソフトが表示する座標系は ほとんどすべて東京測地系です。このため、電子地図ソフトで読みとった座標で作成したアドオンシーナリは、デフォルトシーナリとの間で「ずれ」が生じていることになります。 このずれは場所によって違いますが、数100メートル以上あります。
これを避けるためには、電子地図で読みとった緯度/経度を、東京座標系から WGS84 に変換する必要があります。しかし、この変換にはかなり面倒な計算が必要です。
このツールは、東京測地系 - WGS84 系の座標変換をワンタッチで行うプログラムです。これを使えば、容易にWGS84系でシーナリ作成を行うことが可能になります。
使い方は簡単です。東京測地系側(上段)に緯度/経度を入力し、下向きの矢印ボタンを押せば WGS84 の緯度/経度が求まります。
緯度経度は、度/分/秒の間をコロン(:)で区切って入力してください。たとえば N36:3:5.8 E137:57:20.3 などです。
なお、WGS84 から東京測地系に変換することもできます。この場合は上向きの矢印ボタンを押してください。
本シーナリはフリーソフトとします。無料で使用できます。 転載は自由です。
本ツールでは、高度の変換はしません。緯度/経度の変換のみ行います。
本ツールはフライトシミュレータのシーナリ作成のために作成されたもので、これ以外の用途に使用することは想定していません。より精度の高い変換を行いたい場合は、トリンブルジャパンの「技術情報」のページに変換ツールがありますので、そちらをお使いください。